<Header>
<Author: 王維>
<Title: 奉和聖製暮春送朝集使歸郡應制>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 聖製暮春朝集使が郡に歸るを送るに和し奉る、應制>
<BookPage: 300>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
萬國仰宗周，
衣冠拜冕旒。
玉乘迎大客，
金節送諸侯。
祖席傾三省，
褰帷向九州。
楊花飛上路，
槐色蔭通溝。
來預鈞天樂，
歸分漢主憂。
宸章類河漢，
垂象滿中州。
<End Poem>
<Translation>
むかし、萬國が周の都を中心と仰いでその指圖を受けたように、同じこの關中の地に都する唐の朝廷に對して全國から集まった朝集使たちは、衣冠を正して入朝し、天子に拜謁する。天子は朝集使すなわち地方長官を禮遇したまう思し召しから、御車に乗って出迎えられ、朝見が終わってからは黄金でつくった符節をわたして送り出される。この送別の宴席は盛大をきわめたもので、中央官廳の高官連は、すべて参列する。 朝集使たちは、これからは中國全土に向かって散ってゆき、地方の政治に専心するわけである。おりしも春の暮、柳の花が粉のようになって大通りに飛び、あおあおとした槐の木が御溝のあたりをおおうて、こんもりかげになっている。宮中では饗應のために奏せられた釣天廣樂ともいうべき音樂を拜聴するというのどかな光景であったが、これからは天子の天下をうれいたもう大御心のほどを、地方の長官も分擔しなければならない。天子が送別のために賦したもうた詩篇は天の川。
のように美しく輝き、天子が示したまう御威德は下々におよんで天下に滿ちわたるであろう。
<End Translation>
<Formatted Translation>
むかし、萬國が周の都を中心と仰いでその指圖を受けたように、同じこの關中の地に都する唐の朝廷に對して全國から集まった朝集使たちは、
衣冠を正して入朝し、天子に拜謁する。
天子は朝集使すなわち地方長官を禮遇したまう思し召しから、御車に乗って出迎えられ、
朝見が終わってからは黄金でつくった符節をわたして送り出される。
この送別の宴席は盛大をきわめたもので、中央官廳の高官連は、すべて参列する。
朝集使たちは、これからは中國全土に向かって散ってゆき、地方の政治に専心するわけである。
おりしも春の暮、柳の花が粉のようになって大通りに飛び、
あおあおとした槐の木が御溝のあたりをおおうて、こんもりかげになっている。
宮中では饗應のために奏せられた釣天廣樂ともいうべき音樂を拜聴するというのどかな光景であったが、
これからは天子の天下をうれいたもう大御心のほどを、地方の長官も分擔しなければならない。
天子が送別のために賦したもうた詩篇は天の川。
のように美しく輝き、天子が示したまう御威德は下々におよんで天下に滿ちわたるであろう。
<End Formatted Translation>